21世紀少年少女FSクラブ
太陽系第12番惑星ヤハウェ
飛鳥昭雄・三神たける著
学研ムーブックス78
1995年10月
太陽系12の惑星の誕生と歴史の秘密が明らかになる!
ノアの箱舟や旧約聖書に描かれた奇跡の真相!
パイオニア計画やボイジャー計画の隠された目的!
本書によって現代天文学の“常識”が覆される!!
まさに、SF小説を読んでいるかのような面白さ。
フィクショナル科学、疑似科学、異端科学、異説科学と呼ぶにふさわしく、一応科学書のように、現代天文学における惑星の科学や惑星観測の歴史なども説明されていて勉強になります。
それがいつの間にか現代科学の枠組みを飛び越えちゃっております。
かつて火星と木星の間を回っていた惑星フェイトン、冥王星の外側を回る超冥王星、そして、かつて太陽系に大異変を巻き起こした第12番惑星・ヤハウェ……。
SFの分野では、地球と同じ公転面を、地球と同じ速さで回る地球にそっくりな惑星をテーマにしたものがあり、この惑星を「クラリオン」「反地球」「カウンターアース」などと呼んでいるそうです。
科学的には、地球と同じ公転面を地球と同じ速さで回っていても、ケプラーの法則から、太陽の陰に隠れ続けているわけではありません。
しかし、2つある楕円の焦点のうち1つを共用し(すなわちここに太陽がくる)、もう一つの焦点を太陽をはさんで点対称の位置に置く。
2つの楕円が交わる形になりますが、こうすると、地球と同じ速さで公転することにより、地球から隠れ続けることができるのですよ。
何と、盲点を突いた素晴らしいトリックですね。
偶然にしてはうまくできすぎで信じがたいことですが、著者らによると、NASAの上層部は既に確認済みだそうです(本書にはカラー写真まで掲載されています)。
そしてさらに、この第12番惑星ヤハウェの公転に乱れが生じ、やがて太陽の向こうから姿を現し……。
このことは、アメリカネイティブインディアン・ホピ族や、かの有名なジーン=ディクソンも予言しているそうです。
信じる信じないを論争する前に、まず、SF小説を読むつもりで楽しめます。当クラブではこの手の本を、ノンフィクション形式のSF、といった意味で、FS(フィクショナル・サイエンス)と呼び、どんどん紹介していきたいと思っております。
2001.7.29(日)
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